REPORTS
2002年 3月 ミラノ編


Part 1
・ミラノ行きのきっかけ

・チケット手配
・サン・シーロへの道
・スタジアムガイド
・スタジアム見学ツアー



ミラノ行きのきっかけ
昨年、海外枠の1次販売で早々とウルグアイ指定のチケットを入手していたものの、予選の成績が思わしく無く「こりゃ W杯はダメかもしれないな。もしウルグアイが来なかったらその分のお金でイタリアに行こう!」と少しずつ準備をしていました。で 御存じの通り、最後の最後にウルグアイは見事予選突破、イタリア行きは翌シーズン以降へ持ち越し・・・のはずだったのですが ペルージャ戦でのレコバの今季初ゴールを見て、「やっぱりインテルにいるレコバが見たい」との思いに駆られ、翌日すぐに観戦チケット、エアチケット、ホテルの手配をしてしまいました。という訳で、一番のきっかけはレコバのゴールでしたが、好調を続ける今季のインテルを生で見ておきたいと言うのも今回のミラノ行きの動機です。しかし、まさか首位攻防戦を観戦することになるとは この時は思っていませんでした。


チケット手配
セリエAのチケット入手には 現地での購入、オフィシャルサイトでの手配なども出来ますが、今回はミラノダービー、イタリアダービーの好カード2試合の観戦という日程を組んだので 確実に入手するために以前使ったことのあるJALワールドプレイガイドに依頼。かなり高額の手数料を取られますが、今回の一番の目的がサッカー観戦ですから「金に糸目はつけないぜ〜」という勢いでお願いしました。
ネットでの申し込み後 翌日には確認の電話があり、1週間ほどでミラノダービーの方だけは取れたと連絡がありました。しかし、イタリアダービーの方はチケット発売が試合の1週間前位ということでミラノ入りしてからエージェントに電話で確認するようにとのこと。多少の不安を感じつつ2月28日に仕事のため東京へ出発、翌日はいよいよイタリアへというその夜、家人から私の携帯に「JALからチケット取れたって留守電入ってたよ」との知らせ。ふぅ〜 ギリギリセーフ!! チケットは宿泊予定のホテルに届けてくれることになってたのですが、チェックインした当日にちゃんと届いていました。

←イタリアダービーのチケットの半券
(TICKET ONEのものでした)

上から順に
スタジアム名 Stadio G.Meazza-S.Siro
対戦カード名 Inter-Juventus 
Compionato di Calcio TIM 2001/2002

試合日時 09Mar 2002 ore:20:30 
座席の種類 Anello Arancio 1s.12  (バックスタンド1階)
settore(座席エリア) 12  fila(列)19  posto(座席番号)0002
prezzo(値段)70,00   prev(??手数料かと思われ)7,00


ミラノダービーのチケット→

観戦前にデジカメで撮影
黒く見える部分は偽造防止のホログラム

こちらは上に比べて紙が薄く
試合日時、対戦カード名は入っていません
チケットの取れた時期を考えると恐らく
シーズンホルダーから買い上げたものだと思われます



サン・シーロへの道
スタジアムへの足は地下鉄・トラム・バス・タクシーがありますが 私は試合観戦には地下鉄、後で出てくるスタジアム観戦ツアーの時にはトラムを使いました。

・地下鉄
1号線(Linea 1)「Mollino Dorino行き」でLotto駅下車 。同じ方向に「Bisceglie行き」もあるので間違えないように注意! 超満員電車を覚悟していたのに行きも帰りも思ったほどは混んでませんでした。Lotto駅を降りるとマクドナルドが見えるのでそちらの方のカプリッリ通り(Viale Caprili)を行きます。左側が住宅街、右側がサン・シーロ競馬場の塀がずっと続くこの道を、人の流れに沿って進めばスタジアムまで迷うことは無いでしょう。 だいたい徒歩で20分位でしょうか、途中にパニーニの店やグッズを売る店がポツポツ出ています。

・トラム
ドゥオモ側のマッツィーニ通り(Via Mazzini)から出ている24番のトラムの終点アクサム広場(Piazza Axam)がスタジアムの正面です。私はドゥオモの次のCordusioから乗ったのですが地下鉄に比べるとかなり時間がかかりました。試合日ともなればもっと混むでしょうからちょっとツライかも。でも20分も歩くのはイヤって人にはこちらがお勧め。帰りの混み具合はどうなんでしょうね?乗ったことのある方がいたら教えてください。

Lotto駅からしばらく歩くとスタジアムが見えてきます。写真で縞々に見えてた部分が全部通路だということに 実際に来てみて初めて気付きました。(遅い!) 試合後、ここをインテリスタが歌いながら大挙して降りてくる様は圧巻。

スタジアムの回りに物々しい装備の警備員(というより『機動隊』というカンジ)が待機しているところが 日本でのサッカー観戦と大きな違いでしょう。W杯の時には日本でもそういう光景が見られるのでしょうね。  食べ物屋とグッズを売る店もたくさん出ていて、軽く覗いたらオフィシャル、アンオフィシャルグッズ入り乱れで、値段はマフラーだとオフィシャルのが13ユーロ、パチモノが7ユーロでした。後になって買っときゃ良かったなぁと思ったのがブッククッション。観戦してるとお尻から冷えてくるんですよね。観戦中に見回したら皆、かなり年期の入ったヤツを持参してました。冬場の観戦には欠かせない一品です。値段は・・・スイマセン 忘れました。多分¥1000前後だったと思います。(追記:調べてみたところオフィシャルのクッションが6ユーロ(約¥700)でした。パチもんならもっと安いはず。次行ったら絶対買お)




スタジアムガイド
右の写真がスタジアムのゲートです。御存じの通り、サン・シーロではメインスタンドが赤、バックスタンドがオレンジ、北クルヴァ(インテル側)が緑、南クルヴァ(ミラン側)が青に色分けされていて、ゲートも色別になっています。(写真で分かるでしょうか? ここはRossoの9番と10番ゲート) 地下鉄で来た時は北クルヴァ側に着くのでメインスタンドやバックスタンド席の場合はスタジアムをグルっと回ることになります。その間におそらく多数のダフ屋に声をかけられることになるでしょう。トラムの場合はメインスタンド正面に着きます。
セリエAのチケットは2ケ所に切り取り部分があり(チケットの写真を参照)、このゲートで外側のホログラムのある部分を切られ、スタジアムの座席エリア別の入り口でもう一度切られます。ミラノダービーの時だけゲートを入ったところで荷物検査がありました。


左がサン・シーロの座席表です(クリックすると大きな画像が出ます) 注:'02-'03シーズンからメインスタンドの一部エリアが無くなりました。最新の座席表はオフィシャルサイトの>>こちらで御確認下さい。

最初はなかなか自分の座席位置が分からず 辿り着くまで2度も係のおじさんに聞きました。座席エリアは分かったのですが今度は座席番号がどこに書いてあるか分からない〜!! と思ったらこんなところに!(右の写真) これだと人が座ってると見えないじゃないの・・・・ これはメインスタンドの椅子ですが バックスタンドだと背もたれがありません。それどころか「これはただの通路では?」というところにも座席番号がありました。どおりで皆 クッション持参なはずだ。

私の座席はミラノダービーがメインスタンド1F、イタリアダービーがバックスタンドの1Fでした(詳しくはPart 2に)。 どちらも最上段の位置にバールとトイレがあります。トイレはスタジアムを入ったところの階段の途中などにもありました。ただ、このトイレが女性にとっては大問題! 話には聞いていたんですが女性用の表示があっても男の人がどんどん入ってくるんです。ハーフタイムの時などは女性用のはずなのに並んでるのはおっさんばかり(笑) メインスタンドの下の方にあったトイレだけは すぐ隣に男性用があるせいかちゃんと女性onlyで使われていました。
あと よく見てないんですがバールの他にスタンドの入り口などでも飲み物やスナックを売っていたようです。あ もちろん売り子さんもやってきます。何売ってたのかもうちょっと見ておけばよかった。お菓子とか飲み物だけだったようなので、パニーニなどは外で調達したほうがよさそう。

スタジアムはだいたいこんな感じです。2試合ともナイトゲームだったのですが スタジアムの中でも行き帰りの道中でも女1人で行って特別危険を感じるようなことは何もありませんでした。中で会った日本人の男の子に「1人で恐くありませんか?」と聞かれましたが 何が恐いのやら〜(笑) しかし、どうしても日本人は目立ってしまうので(しかも女1人観戦だとなおさら)ジロジロ見られたりすることもありますが、『イチイチ見るなよ ゴルァ』というオーラを発しつつ堂々としていればなんてことありません。 試合が始まってしまえば 誰も私のことなんて見てないですし。ただ帰りは時間も遅いので 人の流れに乗りつつ速やかにスタジアムを後にすることをお勧めします。人気が無い暗い場所が一番危ないと思うので。そのためにグッズ買いなどは観戦前にすべし。




スタジアム見学ツアー
ミラノ滞在中、ゲームの無い日は観光スポットや美術館巡りをしたり、ヴェネツィアとヴェローナへそれぞれ日帰り旅行をして過ごしたのですが、8日目ともなるとめぼしい所はほとんど見尽くして 完全にヒマを持て余してしまいました。天気が良かったのでちょっと郊外まで出掛けようかとも考えたのですが サン・シーロでスタジアム見学ツアーをやっているのを思い出し オープン時間などをガイドブックで調べてから、地下鉄ではなくトラムを使ってのんびり行くことにしました。

上にも書きましたが トラムで行くとスタジアムの正面に着きます。実を言うと スタジアムに着くまでは見学ツアーがあるとは言え、試合の無い日にこんな所までやって来る物好きなんてほとんどいないんじゃないかとちょっと不安だったのです。ところが いざ来てみたらスタジアムの前に観光バスらしきものが何台も停まってるじゃありませんか。 おいおい!日本人ツアーの団体でも来てるのか?と思ったら小学生の社会科見学(?)でした。授業の一環でこんなところに来れるとは なんともウラヤマシイ。


博物館のオフィスの窓にあったレコバのユニ

さて 本題。
スタジアムの
4番ゲート*からスタジアムに入ると 正面にインフォメーションのカウンターがあります。 そこを通り過ぎた右奥がツアーのチケットデスク。料金は10ユーロ、10:00〜17:00の一時間ごとに催行で試合のある日はクローズです。博物館だけは試合の2時間前にオープンされ、ゲームチケットを持っている人ならば入れるようです(未確認) *'02 12月に訪れた方によると見学ツアー受け付けは21-22ゲートに変更になったそうです。

私が着いたのは11時55分頃で「5分後に出発だからそこで待ってて」と言われました。 場合によっては1時間待つ羽目に陥るところだったのに 何も考えずに出掛けた割にはいいタイミングで到着したようです。行かれるつもりの方はこの点にご注意ください。 
その回のツアー参加者は10名ほどで、その内の半分が卒業旅行風の日本人の男の子でした。待つこと5分、ショートヘアがキュートなガイドのお姉さんの「みなさん 英語でOKよね?」のことばでツアーが始まりました。

一度建物の外に出て 軽くスタジアムの説明を聞いた後にサンシーロ博物館へ。ここは説明を聞きながら見るのではなく「○分後まで自由に見てね」という形式。 入ってまず目に入るのはインテルとミランの両チームがこれまでに獲得したトロフィー。しかし私が釘付けになったのは 入り口横にあるオフィスの窓に掛けられたレコバのユニフォームでした(笑) 中はさほど広くないのですが、右がミラン、左がインテルのスペースに分けられ、それぞれのチームの歴史順に展示物がぎっしり。両チームに在籍したBaggioのユニフォームは左の様に展示されていました。



展示物の中にこんな物も


バスで来ていた小学生の一部にここで遭遇。彼等、展示物を見ながら「Shevchenko!」「Ronaldo!」と大騒ぎ。

ロナウドのコーナーにレコバの物も何点かありました。(右)


次はスタジアム見学。
まずはメインスタンド1階の観客席へ。ここでサンシーロの歴史や構造などについての説明を聞き、その後しばらく自由に見学します。
昼間だったせいもありますが、人気の無いスタジアムは何日か前にミラノダービーで湧いていた時とはまるで違う場所のようでした。

さて この後いよいよ 普段はお目にかかれないスタジアムの舞台裏へ。
メインスタンドの下の通路を通って 最初に入ったのはウォーミングアップルーム。しかし 椅子だらけの部屋でなんだかよく分からず 特に感想無し。写真も無し。


そして次がロッカールーム。
通路から見て左のドアがミラン用、右のドアがインテル用。ううむ、このドアには見覚えがある! ピッチに入場してくる直前の選手の映像はこの通路で撮られていたのか。
中に入ると 左がシャワールームの入り口になっていて 室内は三方の壁にそってグルリとベンチがあって その上に棚と服を掛けるフックがあるだけ。 想像していたのより質素でビックリ。でも感動〜〜! 掛けられたユニフォームはよく見ると昨シーズンの物で、おそらく観光客用なのでしょう。それでもいいから ちょっと触ってくればよかったと今になって後悔(笑) 写真には写っていませんが手前にブランのユニもありました。

下の写真がシャワールーム。左手にマッサージ台が2台置かれていました。トイレもあったらしいけど さすがにそこまでは見てません(笑) ミランのロッカールームはここと対角の作りになっていました。 


通路をはさんでロッカールームの正面が選手入場口です。明日の夜には ここにインテルとユーベの選手が来てるんだなと思うと感無量。

最後にプレスインタビュー用のコーナーを見て60分のツアー終了。



実は行く前は「スタジアム見学なんて なんかちょっとミーハーぽくって恥ずかしいなぁ」と思ってたんです。暇を持て余していなかったら恐らく行こうともしなかったでしょう。ミーハーのくせに今更なにを!と突っ込まれそうですが 試合を見るのはいいけど グッズ買いしたりファンが集う場所へ行ったりするのはどうも苦手。 でも思いきって行ってよかったなぁと思いました。舞台裏を見たせいかTV観戦していても以前とは違った目でスタジアムを見るようになりました。
皆さんも もしミラノに行くことがあったら、暇があっても無くても一度足を運んでみてはいかがでしょうか。






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